rilmayer's blog

データとかエンジニアリングを中心に色々書きます。

コミュニケーションのとり方を考える

コミュニケーション

今日は「コミュニケーションの力点」について考えてみたいと思います。

まずはコミュニケーションの目的を考えたいと思います。

大きく分けると以下のような目的があるようです*1

  1. 関係構築
  2. 情報伝達
  3. 行動促進

目的をどうするか、つまりどこに力を入れるかでコミュニケーションの仕方は変わってきます。

何を目的としているかをはっきりさせよう

喫煙スペースにて雑談で仲良くなる場合、そのコミュニケーションは「関係構築」を志向したものとなっています。

このブログは私の考えや情報を伝えるため、「情報伝達」が目的となります。

自分が提案する会議の場面にて上司を納得させたい場合、「行動促進(上司に"納得"して、”承認”してもらう)」が目的となります。

 

普段自分が行なっているコミュニケーションを振り返ってみると、そこには何らかの目的があると考えられます。

それらのコミュニケーションはきちんと目的に最適化されているでしょうか?

力点が分かればコミュニケーションも変わる

ここからは具体的な事例に基づいて、力点によってどうコミュニケーション(特に行動促進を目的としたコミュニケーション)が変わるのかを見ていきたいと思います。

例えが悪いかもですが、プログラミングのコードを見ていると「このクソコードなんとかせい!」と思うことがあります。

ですが、それをそのまま書いた本人に言ってもどうにもなりません。

(ちょっとだけストレスが解消されるかもしれませんが…)

 

そうしたクソコードに対面した人は「クソコードを書いた人が二度とクソみたいなコードを書かないように行動してもらう」ようなコミュニケーションをとってもらった方が生産的です。

自己満足なコミュニケーションをしない

「君のコードはクソだね」と言ったところで何も変わりません。

これはただの自己満足となることが多いです。

ただの自己満足なら言わない方がまだましです。

 

「クソコードを書いた人が二度とクソみたいなコードを書かないように行動してもらう」といった行動促進に力点に置くのであれば、もはやHOWと理由を示してあげるだけでも効果大ではないでしょうか。

「インデントが揃っていないね。インデントが揃っていないとコードの可読性がとても下がってしまうから、後で見返した時にとても見づらくなってしまうよ。だから、今後のためにもインデントを揃える方が利益があるんだ。」

と言う話し方をした方が行動につながっていく可能性が高いです。

それでもダメなものにはダメと言いたい

ただし、上記のコミュニケーション方法を知った上で「クソコード」と言うのはありだと思っています。

なぜならそれは選択だからです。

考えた上でそちらをとるのと、知らずしてそちらだけしか選べないのとでは意味が全く違うからです。

「ここは強く言ってやらんとならない。」

「今日は言葉遣い荒くしてみるか。」

などなど。

無駄な衝突を減らしていきましょう

と言うことで、無駄な衝突を減らして健全な生活を送っていきましょう。

*1:「コミュニケーション能力とは何か?目的別に分類して考えてみた」https://mrgishi.com/communication/